【院長インタビュー】多角的な専門性で地域医療を支える!医師として成長できる当院の魅力とは

―本日は厚木佐藤病院の院長先生に、医師の働きがいやキャリア、そして病院の魅力についてお話を伺います。現在の求人は精神科と内科の先生が中心とのことですが、まずは貴院の大きな特徴からお聞かせください。

院長:当院の大きな強みは、内科医が常駐しており、精神科の先生と共に体の病気を診られる点です。逆に、内科医が精神科のことで困った際にも気軽に相談できる体制が整っています。この内科と精神科の連携の良さは、過去に連携が難しかった時期もあった中で、今の当院の大きな魅力だと感じています。

また、当院は急性期から慢性期まで対応するケアミックス型の病院であることも特徴です。一般的な簡単な検査だけでなく、CT検査や超音波、内視鏡といった、これまでであれば他院へ転院して対応してもらっていたような検査もある程度当院で完結できます。患者さんにとっても、その都度転院する手間がなく、環境の変化が少ないことは、特に精神科の患者さんにとって大きなメリットです。設備投資にも力を入れており、3年前に導入したMRIは最新鋭のものです。小さな病院ながらも、機械への投資を惜しみません。

―医師として働く上での魅力や得られる経験についてはいかがでしょうか?

院長:当院では、先生方それぞれの専門性を最大限に活かしてほしいと考えています。例えば消化器外科出身の先生であれば内視鏡をやってもらっても良いと思いますし、泌尿器科出身の先生が専門性を発揮することも可能です。医師の専門性が病院の「武器」にもなるという考え方で、それを生かすことを病院としてバックアップします。

さらに、当院は通常の病院ではなかなか出会えないような多様な患者さんや病気を診ることができます。特に、県から委託された認知症疾患医療センターであるため、認知症の患者さんが非常に多いです。内科医の目線からすると、隣に精神科の先生がいて認知症の治療を間近で学べるため、非常に勉強になります。長く勤めてくれる先生の中には、認知症のファーストエイド治療を習得する方もいます。このように、興味さえ持っていただければ学ぶ機会が豊富にあり、自分の視野を広げ、専門分野にとらわれない経験ができるのが当院の強みです。

―キャリアアップやスキルアップの支援体制についてはいかがでしょうか?

院長:学会活動に関しては、年に1回の学会休暇や旅費の支給といった形でバックアップしています。また、当院は医師間の距離が近いため、得意なことをお互いに教え合う文化があります。私自身も、当院に来るまで触ったことがなかった消化器の内視鏡を、専門の先生に教わったりすることがありました。泌尿器科の先生から膀胱鏡の使い方を教わることもあります。このように、お互いに「ちょっと教えてよ」と言いやすい環境で、医師としてのスキルアップや対応範囲の拡大を図れるのは、当院の大きなアピールポイントです。

―地域医療への貢献という面では、どのような役割を担っていますか?

院長:当院はこれまでも「敷居の低い病院」として、地域医療に貢献してきたという自負があります。今後もそれを継続していきたいと考えています。特に、高齢化社会において、終末期の高齢者の方々を施設で看取ったり、在宅でのケアを支えたりするニーズが高まっています。当院としては、まずはそうした施設のバックアップに注力したいと考えています。当法人は地域の中でも早い時期から訪問看護にも取り組んでおり、訪問看護ステーションとの連携も非常に強いです。地域に向けて医療サービスを提供するという点で、今後も地域に根差した医療を支えていきたいと考えています。

―最後に、貴院がどのような医師を求めているかお聞かせください。

院長:当院で特に重視しているのは、コミュニケーション能力です。医師同士はもちろん、多職種や患者さんとの円滑なコミュニケーションが取れる方が望ましいです。専門性が異なる医師同士でも、お互いを尊重し、標準的な敬意を持って接することができる方ですね。そして何よりも、患者さんへの責任感がきちんとある方を求めています。

働き方改革に関しては、当院は仕事の縛りが強くないため、強制的な当直などはなく、定時に帰る医師が多いです。子育て中の女性医師へのサポートも行っており、例えば保育園等の補助金制度などもあります(※現在、院内保育は保育士不足により運営が難しい状況ですが、復活を目指しています)。無理に働かせるようなことはなく、医師一人ひとりのライフワークバランスを尊重しています。

―本日は貴重なお話をありがとうございました。

院長:厚木佐藤病院では、多様な患者さんとの出会いを通じて専門性を深めつつ、新たなスキルを習得できる環境が整っています。地域医療への貢献意欲があり、コミュニケーションを大切にできる医師の先生方を心よりお待ちしております。

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